0709特牛灯台/0710特牛地ノ瀬照射灯
0708.8特牛港南防波堤灯台/0708.7和久港A防波堤灯台

0711要岩灯浮標

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国道191号線から特牛(こっとい)港の北側に入り突き当りまで行くと,対岸に【0708.8】特牛港南防波堤灯台が見えました。【0709】特牛灯台の入口は突き当りのちょっと手前にあるので,突き当り付近に車をとめて特牛灯台へ向かいました(実はここに掲げた南防波堤灯台は特牛灯台から帰ってきてから撮ったものです)。

港の北側にある灯台の入り口の階段(上左)を登ると,登りの山道が続いています。迷う心配はありませんが道はかなり荒れていて,倒木が道をふさいでいたりしました(上右)。登り切ったところでセイダカアワダチソウの茂みの向こうに【0709】特牛灯台の頭が見えてきて(下左),歩き始めて3~4分で到着(下右)。

草に埋もれた階段を下りると玄関があって(左上),そこに掲げられている白く塗りつぶされた初点プレートには「明治四十五年/一月十五日/初點燈」と書かれています。明治期灯台のリストには入っていないので,その後改修されてプレートだけがそのままという可能性もありますが,どうも明治期の雰囲気が濃厚に漂っています。大正2年の「東洋燈台表」には「白塗/八角形/コンクリート造」「アセチリン瓦斯/不動白光(紅光分弧アリ)」と記され,「礎上の燈高(呎)」として「14」の数字が載っています(mに換算すると4.2~3となり,戦前の灯台表類には4.2mとか4.3mとか表記されています)。昭和24年の「灯台表」では,「礎上の燈高」ではなく「高さ」になって「6.1m」と記されています。灯高と高さの差にしては変化が大きすぎるので,どこかで灯器の変更と共に手すりから上の部分が改修されたのではないかと推測しています。今でも初点当時と同じく赤光分弧しているので,赤いフィルターが灯ろうの内部に見えています。

海側に回って灯台を見上げると,併設された【0710】特牛地ノ瀬照射灯の灯器がよく見えます。灯器の横に取り付けられた箱には,「LM型灯器(30型35W)安定器箱」と書かれたプレートが取り付けられていました。崖から海を除くと白い標柱が思ったより手前にありました。岩礁がその先に広がっています。

2017/10/17

海に向かって左手の方を見ると,崖の下に【0708.8】特牛港南防波堤灯台と【0708.7】和久港A防波堤灯台が見えています(上左)。右の方を見ると【0711】要岩灯浮標(上右),そして正面には【0710】特牛地ノ瀬照射灯の標柱が見えています(下)。

【0708.8】特牛港南防波堤灯台(上左右)と【0708.7】和久港A防波堤灯台(下左),および【0710】特牛地ノ瀬照射灯の標柱(下右)を無理やりアップにしてみました。

【0709】特牛灯台訪問後,【0708.8】特牛港南防波堤灯台を対岸から眺めただけで【0708.7】和久港A防波堤灯台の近くの道の駅「北浦街道豊北(ほうほく)」へ寄りました。道の駅から和久港を見渡すことができます。驚いたことに,道の駅のそばに和久1号古墳なる遺跡がありました。

位置を少し変えると【0709】特牛灯台と【0710】特牛地ノ瀬照射灯の標柱も見えてきました。【0708.7】和久港A防波堤灯台もよく見えています。A防波堤灯台の沖に角島大橋も見えています。

2017/10/17

【0709】特牛灯台と【0710】特牛地ノ瀬照射灯の標柱の部分をアップにしてみました。向こうから見えたのだから,こちらからも見える道理です。少し遠いけれど,ここから見る特牛灯台が一番カッコいいかもしれません。

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