0217.5相泊港南防波堤灯台

 

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2011/06/30

2011/06/30

知床半島の羅臼側の行き止まりにある【0217.5】相泊港南防波堤灯台です。延々と細い道を辿った末に辿りついたにしてはささやかな赤灯台ですが,途中海岸の岩場に設けられた無料の露天風呂「相泊温泉」に入ったり,クリンソウの群落にであったり,なかなか楽しい道中でした(下右は後日撮影のものに取り換えました)。

2017/07/21

ところが再訪してみたら,なんと2016年の台風で灯器が壊れたまま! 仮設の灯器がついていますが,とても従来のものとは同等と思われず,光達距離など変わっているはずなのに,追加表では何の記載もありません。話を伺った地元の漁師さんが,「なかなかこっちまで予算を回してくれなくって」と半ば自嘲気味に話しておられたのが印象的でした。やらなくってもいい工事はあっちこっちで一杯やっているのに,本当に必要なところに,どうして手が回らないのでしょうか。

2019/07/18

気になっていた【0217.5】相泊港南防波堤灯台を三度訪れてみると,濃霧の中,灯器が復旧していることが確認できました。それにしてもずいぶん小さなLEDで,これで以前のものと光達距離が変わらないのでしょうか。追加表には,壊れたときにも復旧した時にも何も記載はありませんでした。

2019/07/18

こんな濃霧の時には漁船も出港できないのでしょうか,港は静まり返っていたので,仕事の邪魔にならないだろうと灯台の根元まで行ってみました。しかしこの霧ではどうしようもなく初点プレートを撮っただけでむなしく引き返してきて,最初に写真を撮ったところからもう一度灯台の全体を撮り直しました。防波堤灯台は根元に近づくよりも対岸から見た方が良いですね。

というわけで,左は相泊温泉越しの【0217.5】相泊港南防波堤灯台。手前のブルーシート掛けの小屋が夏期だけ入れる相泊温泉で,本来は漁師さんが冷えた体を温めるためのものだったようですが,外部からの訪問者も自由に入ることができます。岩場の湯船につかると目の前の水面の先に防波堤灯台を望むことができます。北海道の灯台巡りのなかで水無海浜温泉からみる【0039恵山岬灯台】とともに温泉から見る灯台として毎年楽しみにしています。

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