ウツボグサ(靫草)

 

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2007/07/16

 ウツボと聞くとどうしても魚のウツボ(ウツボ科の海産の硬骨魚。……太いウナギ型で美しい斑紋がある。口は大きく、歯は強大。沿岸の岩の間にすみ、性は凶暴ではげしく噛みつく。:広辞苑)を思ってしまいますが,名の由来は,「矢を盛って腰に背負う用具。中空の籠(かご)で、時に毛皮をつけて(後世は張子で漆塗のものもある)矢が雨に濡れるのを防ぐ。うつお。羽壺」(広辞苑)と聞けば,納得。

2002/07/20

 下の写真のように群生していると紫色が目につきますが,なかなか花穂が一度に咲くことはなく,下のほうから少しずつ開いていくのでもどかしい花です。1輪2輪を摘んできてもあまり映えないので,同じ時期のイヌゴマオカトラノオなどと一緒に食卓を飾るのがよいでしょう。

2003/07/06

2002/07/20

2008/09/13

 別名にカコソウ(夏枯草)の名を持ちますが,夏に枯れるどころか,まさに夏の花です。漢方では重用されるようで,夏に黒い花穂となるから,この名があると説明されていますが,どうもいまひとつ腑に落ちません。山では9月ごろにこのようなドライフラワーになりますが,夏枯というに適当かどうか,びみょーなところです。

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