2014/08/09

【旧西津軽郡木造町】この町の亀ヶ岡遺跡から出土したいわゆる遮光器土偶は重要文化財に指定されていますが,他の国宝の土偶よりもはるかに有名です。誰しもが,土偶といえばこの遮光器土偶を思い浮かべるでしょう。というわけでこの町の蓋になっているわけですが,周囲に散らされているマツとイチョウは旧木造町の町章(銀杏松)をバラしたものです。旧町の木がクロマツなのでマツの方はわかるのですが,イチョウの方はわかりません。ちなみに旧町の花はノハナショウブです。上右は同じデザインの小型蓋。
下は有名な木造駅。巨大な遮光器土偶が駅舎にはめ込まれているというかめり込んでいるというか。とにかくこの町の売り物の遮光器土偶なのですが,ここまでやっても駅前の廃れっぷりといったら,いっそ潔いくらいの有様でした。

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2011/06/18

【旧西津軽郡柏村】岩木山をバックにリンゴがたわわに実っている風景は,当地のみならず青森県の多くの地域の方々の原風景になっているのではないでしょうか。と思ったらここに描かれているのは「樹齢125年を超える日本最古のりんごの木」なんだそうです。

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【旧西津軽郡稲垣村(しげほ処理区)】なんと稲垣村にはいながき処理区,さいか処理区,しげほ処理区と三つの下水処理区があってこれはそのうちのしげほ処理区のものですが,岩木山と稲穂が描かれています。周囲の稲穂はわかりますが,岩木山のふもとの方はススキが生えているのかと思いました。旧村章も入っています。失礼ながらこの村に三つもデザイン蓋があるとは思わず,他のものは撮り損ねてしまいました。

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【旧西津軽郡車力村】中央にある山形の3段重ね+「車」が黒丸に乗っているものが旧村章です。船の舵輪と碇が描かれ,上部に「CHESEBOROUGH」下部に「VILLAGE OF SHARIKI」と書かれています。つがる市のHPによれば「明治22年10月30日早朝の出来事。その日耳を塞いでも眠れないほど海は荒れていた。突然の轟音と共に巨船が魔の浅瀬に乗り上げ,転覆寸前の手も施しようのない状態となった。これを発見した漁夫たちは荒れ狂う海に磯船を漕ぎ出し,必死の救助活動が始まった。そして23人中4人の乗組員が村民たちの勇気ある行動によって救助された。国境を越えた深い人間愛によって瀕死の1名が命を取り戻したとき,浜には大きな歓声があがった。言葉が通じない中で,村の婦人たちの手厚い看護が続けられ,乗組員は次第に元気を取り戻した。3日後,帰国する4人を,村人たちは涙ながらの喜びの拍手で見送った。アメリカ合衆国貨物船・チェスボロー号の惨事である」。この史実をもとにチェスボロー号のイメージから舵輪と碇がデザインされています。上左の通常型と上右の親子蓋には「特環」の文字が入っていますが,下の小型蓋には入っていません。上記HPによれば旧車力村には特環地区と農集排地区があって,そちらには「特環」の入っていないものが使われているということですが,この小型蓋は親子蓋などと同じところで撮影したものです。

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